噴火速報は、24時間体制で火山を監視する気象庁が、噴石の飛散などを確認してから出されます。ただ気象庁は、噴火速報は「いち早く」伝えることを主眼としたもので、より詳しい情報を加えることは「できない」としています。
(鹿児島地方気象台・地震津波火山防災情報調整官 谷口正実氏)「(噴火の状況が)レベル2の範囲を超えたことを伝えたいのが、気象庁の考え方。残念ながら(情報を加えることは)今の噴火速報はできない」
こうした中で、噴石の飛距離が見えやすい夜間や未明に噴火速報が出され、噴火警戒レベルが引き上げられるケースが続いています。
要は、「気象庁の予測が外れて大きめの噴火が起きた」ということです。
噴火していない火山ならわかりやすいのですが、いつも噴火している諏訪之瀬島と桜島だと、「噴火速報」という名称はそぐわないですね。
「噴火速報(臨時)」とか、噴火中の火山にはちょっと違う文言を入れられたらいいかな?と思いますが、違う運用というのもまた難しいのかな?
【諏訪之瀬島「噴火速報」分かりにくい?常に噴火する“火山の異変”速報性が必要な一方で…】
十島村の諏訪之瀬島では14日未明に噴火速報が出されました。文面の内容は「諏訪之瀬島で噴火が発生しました」です。https://t.co/Tefjlghkgr #鹿児島
— MBCニューズナウ (@MBC_newsnow) January 15, 2024
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