GNSS連続観測では、硫黄山近傍の一部の基線において、2023年5月頃から硫黄山の山体浅部における膨張を示すと考えられるわずかな伸びが継続しています。
硫黄山の南側の噴気地帯では、噴気が最高で300mまで上がるなど、活発な噴気活動が続いています。硫黄山の西側500m付近では、高さ10mの弱い噴気を観測しました。
18日に実施した現地調査では、硫黄山の南側の噴気地帯において活発な噴気活動を引き続き確認しました。硫黄山の南側の噴気孔では、湯だまりの中から高さ3m程度の土砂噴出が繰り返しみられました。現地調査において土砂噴出を確認したのは今年(2023年)5月16日以来です。また、硫黄山付近では火口南側斜面及び南側の噴気地帯の一部において、前回(5日)の観測時に地熱域のわずかな拡大がみられており、今回の観測でも拡大した状況に変化は認められませんでした。
火山活動の状況
気象庁が提供するページです
【霧島連山・えびの高原硫黄山で土砂噴出 約5か月ぶりに確認】
気象台は、霧島連山のえびの高原・硫黄山で活発な噴気活動が続いていて、南側の湯だまりから土砂が高さ3メートルほど噴出するのが繰り返し確認されたと発表されました。https://t.co/6U7oAgg4h5 #鹿児島
— MBCニューズナウ (@MBC_newsnow) October 23, 2023
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