阿蘇山では、昨年 12 月頃から GNSS 連続観測で、深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線及び広域の基線において伸びの傾向が認められています。
マグマだまりへのマグマの蓄積が進行しているものと考えられます。
また、本日実施した現地観測では、火山ガス(二酸化硫黄)放出量の1日あたりの放出量は 2,000トンと多い状態でした。
昨年 12 月頃から火山ガス(二酸化硫黄)放出量はやや増加し、500~1,400トンで経過していましたが、今回はさらに増加していました。
本日は雲のため噴煙の状況は不明です。
1月 19 日以降、夜間に高感度カメラで火映を観測しています。
16 日に実施した現地観測では、火口内に灰色の湯だまりを確認しましたが、噴煙のため詳細は不明でした。
赤外熱映像装置による観測では、湯だまりの表面温度の最高は 73℃(12 月:73℃)でした。
南側火口壁の最高温度は 422℃(12 月:227℃)と前月より高くなっていました。
火山活動解説資料[PDF形式:1.6MB](1月23日16時30分発表)
【阿蘇山】噴気増加中。
夜間は火映が見えましたが、明るくなったら今度はモクモクがすごいです! これは近いうちに噴火しそう?もしくは既に火口内でプチ噴火してるのかも?
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