2017年5月27日に起きた地震も、火山性の疑いを指摘されていましたが、やはり活火山のようですね。前ブログの志賀山の記録はこちら。
志賀高原の志賀山が「活火山」の可能性 400年前に水蒸気噴火か 認定に向け動き
志賀山と隣接する鉢山(2041m)は合わせて「志賀火山」と呼ばれ、志賀高原はこの火山活動による堆積物でできたとされる。
先行研究では7万~24万年前に噴火したとされてきた。
石崎教授は火山特有の地形が「新鮮な状態」で保たれ、火口跡とみられる小さな池が幾つも残り、活動が活発な草津白根山(長野・群馬県境)も近いことから「比較的新しい火山」の可能性があるとみて2018年から調査を始めた。志賀山には水蒸気噴火に特有の白っぽい火山灰層が残っている。その下に堆積した黒土を採取し、放射性炭素年代を測定。
538年前~304年前に黒土が堆積したと分かり、約400年前に水蒸気噴火が起きた―と推定した。
志賀山の溶岩も複数採取し、岩石の磁気から年代測定する手法を用い、直近のマグマ噴火は6千年前に起きた可能性が高いと分かった。

志賀山とおたの申す平溶岩。7700年前。おたの申す平溶岩はM4.6とけっこう大きい。南隣は鉢山スコリア丘。2万年前。スーパー地形。 pic.twitter.com/THQxmtdfD7
— 早川由紀夫 (@HayakawaYukio) October 20, 2023
草津白根山と志賀高原は近い。火山をひとつ二つとどう数えるか問題がある。日光白根山と男体山と三岳にも同様の問題がある。日光白根山と男体山は別の活火山としてカウントされたが、あいだにある三岳をどうするのよ。三岳は5000年前に上昇した溶岩ドーム。
— 早川由紀夫 (@HayakawaYukio) October 20, 2023